マコなり社長の行く末 日本のアダム・ニューマンに俺はなる!

マコなり社長はアダム・ニューマンのように転落に向けて一直線である。これは事業自体に問題があるからだ。


若手の起業家であり、自身が運営するYoutubeのチャンネルは登録者数90万を超える好青年、マコなり社長は批判の嵐に巻き込まれている。

官報において彼が代表取締役を務めるdivが減資を発表したことがこのきっかけとなったが、後に彼が手掛ける新サービスが情報商材的な詐欺であるとも批判されるようになった。


もっとも後者についてはまだサービスのローンチが始まっていないため何とも言えない。もちろん情報商材のような空虚なものかもしれないし、有意義なものかもしれない。


しかし、減資については間違いなく擁護できないのが現実である。ここで僕はあるイスラエル人を紹介したい。


それはアダム・ニューマン。イスラエル出身で従軍後、ニューヨークへ渡りシェアオフィス事業を手掛けるWeWork(後のWe)を立ち上げた。メディアは彼を時代の寵児ともてはやし、次々資金調達に成功。Weは500億ドル相当の企業価値があるとされ、彼自身の資産もIPO申請直後には150億ドル相当あるとされていた。だが、彼の利益相反行為によりIPOは頓挫し化けの皮がはがされた。Weは常に赤字を垂れ流していた。それ自体は別に悪いことではない。広告宣伝費や研究開発費のように最悪予算の削減ができる上に回収できる支出がかさむことはよくある。だが、Weを苦しめたのはビルの購入費用や賃料、リフォーム費用であり、事業拡大によってかえってWeの財政的問題は悪化した。批判を恐れずに言うなら、巨大な自転車操業を行う会社であった。それに加えてそもそもWeWorkというシェアオフィス事業は在庫というリスクに直面する可能性がある上に管理コストも高くつく。つまり、そもそも利幅が少ない事業であり、本来は急成長は望めない、というのは明らかであった。そもそもWeWorkは実質的にはただの不動産業でありイノベーティブな会社とは言えない。もちろん不動産業が悪いというわけではないが、利益が出ていない不動産管理会社に500億ドルの企業価値は高すぎると言わざるを得ない。アダムはCEOを追放されたがWeに顧問として残ってはいる。しかし、Weに資金援助を行う気力のある企業は債務リスクを抱えるソフトバンクであり、かつ黒字化の見込みが望めないことを考えると彼の詐欺が失敗したのは明らかである。


一方、divはどうか。divは短期間でプログラミングを取得できるスクールの運営をやっている会社だ。それだけである。少なくとも管理費がかさむ高コスト体質な会社であるのは間違いない。もちろんカリキュラムは素晴らしいのかもしれないが、そのカリキュラムは低い利益率を誤魔化すことはできない。実際2019年に5校を閉鎖したことも考慮すると利益率は低下しているのだろう。そもそも減資を実施する時点でお察しであろう。


そして彼は狂気に取り憑かれた。自分のことを批判したYoutuberを名誉毀損で訴えると宣言したのだ。彼は火消しをしたいのだろうが、それはおすすめしない。マコなり社長のイメージ低下は会社のイメージ低下、そしてそれに伴ってVCが資金を引き上げる、あるいは追加出資を避ける理由になり得る。そもそも裁判は金がかかる。もし相手に賠償金を請求できたとしても、裁判費用やイメージ低下というマイナスを相殺できるかはわからない。(実際のところ事情に詳しい関係者によるとdivの資金調達は難航しているようだ。彼と会社のイメージダウンもかなり大きいと予測される)


彼は確かに好青年であり、話が上手く、資金を引き出す能力に長けていた。皮肉なことにそれはアダムにも共通する。もちろん、マコなり社長が会社を立て直せないというつもりはない。ただし、ビジネスに根本的な結果があることは否定できないし、現状彼が自分とビジネスをコントロールできていないのは間違いないだろう。果たして彼は日本のアダム・ニューマンとして後世に記録を残すことになるのだろうか。今後も見守っていきたい。


最近の記事