年末年始におすすめの本を紹介したい。
まずは、パラグ・カンナの『アジアの世紀』を紹介したい。上下巻であるこの本はアメリカで育ったインド人の社会学者によるものであり、アジアの台東について述べている。この本は冷酷なまでのリアリズムに基づいており、この本をよく思わない人も多いだろう。特に官僚制についての分析はかなり革新的なものであると言えるだろう。
次はヒラリー・クリントンの『困難な選択』について語っていこう。2016年の民主党大統領候補だった彼女がオバマ政権国務長官時代の経験を述べたものである。各国首脳とのエピソード、彼女の信念、あの事件の裏側などを知るには最適の本であろう。バラク・オバマの自叙伝の翻訳版が出る前に読んでおくことをおすすめしたい。
最後はネットフリックス創業者のリード・ヘイスティングスらの『No Rules』で締めたい。この本は世界的な大企業の経営手法を創業者兼CEOが自ら書いている本である。グーグルやフェイスブックも素晴らしい企業だと思うが個人的にはネットフリックスの方が躍進的かつ効率的な経営に成功しており、今後はネットフリックスをロールモデルにすべきであろう。